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暑さ指数(WBGT)について

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年8月7日更新

暑さ指数(WBGT)について!

 日常的な体調管理、外出時の帽子の着用や水分補給のほか、気温や湿度から算出する「暑さ指数(WBGT)」を測定して、熱中症リスクが高まった場合には、早急に対応策を実行することが重要です。

 つきましては、バナーの「暑さ指数(WBGT)」から環境省の熱中症予防情報サイトで地域の「暑さ指数(WEGT)」を調べて、熱中症予防行動をとるようにしてください。

暑さ指数の使い方

 暑さ指数(WBGT)は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。 (公財)日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を下記のとおり公表しています。労働環境では世界的にはISO7243、国内ではJIS Z 8504 「WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価-暑熱環境」として規格化されています。

日常生活に関する指針

 
暑さ指数
(WBGT)
注意すべき
生活活動の目安
注意事項
危険
(31以上)
すべての生活活動で
おこる危険性
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒
(28~31)※1
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒
(25~28)※2
中等度以上の生活
活動でおこる危険性
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意
(25未満)
強い生活活動で
おこる危険性
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

   日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)より改編 ※3

   ※1 28以上31未満
   ※2 25以上28未満
   ※3 日本生気象学会の承諾を得て、出典元の「WBGT」を「暑さ指数(WBGT)」とし、値を気温(単位は℃)

   と区別しやすいように、単位のない指数として表記しています

運動に関する指針

 
気温
(参考)
暑さ指数
(WBGT)
熱中症予防運動指針
35℃以上 31以上 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止すべき。
31~35℃ 28~31 厳重警戒
(激しい運動は中止)
熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。
暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。
28~31℃ 25~28 警戒
(積極的に休憩)
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
24~28℃ 21~25 注意
(積極的に水分補給)
熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21未満 ほぼ安全
(適宜水分補給)
通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

   ※暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など

  (公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より