本文
大島小史 昭和30年から昭和34年まで
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年11月2日更新
昭和30(1955)年
【4月】
元村、岡田村、泉津村、野増村、差木地村、波浮港村が合併し大島町となる。
面積91.94平方キロメートル、人口12,854人、3,286世帯。役場を旧元村役場に置く。職員数102人。- 町長・町議会議員選挙。初代町長に藤井豊乃輔。町議選には53名立候補、33人当選。
(写真クリックで拡大→)
【5月】
- 大島町広報創刊。
【6月】
- 農業振興会議でキヌサヤエンドウ栽培の推進を決議、作付予定を30町歩とする。
【8月】
- 大島町婦人会結成。
- 関東高校水上選手権100メートル自由形で森下庸子さん1分20秒4の大会新で優勝。
【10月】
- 大島飛行場開場。日ペリ航空が東京-大島定期便開始。
- 元町小学校80周年記念式典。
- この年電力改善に6,200人の署名運動が行われる。(無灯家屋488、日没から夜11時30分までの点灯時間、1灯20ワット制限等の現状改善)
昭和31(1956)年
【1月】
- 毎朝2時間の送電実現。
- 初の成人式開催。
【2月】
- 第1回椿まつり開催。(3月11日まで)
【3月】
- 水道使用が有料となる。
【4月】
旧村からの財政赤字3,000万円解消のため財政再建団体に指定される(昭和37年度まで)
【6月】
- 南部診療所開所(工費998万円)
- 小涌園ゴルフ場完成。
【7月】
- 都高校水泳大会200メートル平泳2分55秒0、100メートル平泳1分16秒9で山田長利君優勝。
【8月】
- 第9回七島青年大会開催。
【10月】
- 第1回体育祭陸上競技大会、同野球大会。
【12月】
- 波浮港大火、16戸焼失。
昭和32(1957)年
【1月】
- 岡田沖海底から小判103枚、一分金62枚を発見。
【4月】
- 岡田にマイアミ球場完成。
- NHKのど自慢大会開かれる。
- 北の山分校増築完成で5年生まで収容可能となる。
- 野増、泉津診療所開所(工費590万円)
【6月】
- 御神火祭開催。
【7月】
- 都教育庁による文化財総合調査実施。
【8月】
- 大島町紋章設定。
【10月】
- 三原山噴火、火山弾で登山客1名死亡、重軽傷53名。
【11月】
- 聖地公園地鎮祭行われる。
昭和33(1958)年
【2月】
- プロ野球「毎日オリオンズ」冬季キャンプ実施(マイアミ球場)
【3月】
- 岡田農協が大島町農協に、クダッチ農協が波浮港農協に合併。
【4月】
- 町立図書館開館(工費338万円)
【5月】
- 岡田診療所開所(工費277万円)
【7月】
- 台風11号(平均最大風速32メートル、瞬間最大風速43メートル、雨量296ミリメートル)、人家の倒壊1戸、農産物、漁港など3,000万円の被害。
【8月】
- 都中学校水泳選手権に第一中学校女子部が5連覇。
- 17チームで大島野球協会発足。
- 岡田船客待合所焼失。
【9月】
狩野川台風(平均最大36.1メートル瞬間最大50.2メートル、雨量419.2メートル)。三原山山ろくからの山津波が発生、元町で全壊55戸、半壊49戸、死者不明各1人、重軽傷53名の被害。
(写真クリックで拡大→)
【10月】
- 大島の面積90.99平方キロメートルに改定。
【12月】
- 全島24時間送電となる。
昭和34(1959)年
【1月】
- 筆島に「ジュリアおたあ」十字架建立。
【2月】
- 皇太子ご来島。
- NHKとんち教室公開録音。
【3月】
- 新庁舎建設のため図書館に仮庁舎設置。
- 大島高校水産科練習船「大島丸」完成。
- 東海汽船・伊豆箱根鉄道の競願となっている大島-熱海航路問題で、伊箱鉄道は島民への披露目的で「伊豆箱根丸」(550トン定員561人)を回航させたが、元町港、岡田港とも東海汽船が使用中で波浮港に入港。
【4月】
- 競願の大島-熱海航路2社に免許。
- 藤井豊乃輔町長再選。町議選挙は26名の定員に44名が立候補、熱海航路問題で東海、伊箱派に分かれ激戦を展開。
【7月】
- 差木地で赤痢発生、患者8名。
- 都高校選手権水上大会100メートル自由形に1分1秒6で小泉弘君優勝。
【8月】
- 「椿丸」(1,040トン)大島-熱海航路に就航。
【9月】
- 岡田港船客待合所落成。
- 伊勢湾台風で2,000万円の被害。
【10月】
- 第三中学校と波浮中学校を統合。
- 役場支所を出張所に改める。
- 役場新庁舎完成(ブロック造154坪2階建、工費955万円)
- ミス大島佐々木定子さん(野増)が準ミス東京に選ばれる。
【12月】
- 飛行場が都営第3種空港となる。
- 前年からの三原山噴煙活動によって間伏、泉津、元町地区の農産物に被害。
- 観光用「さざえのつぼ焼」始まる。