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町長新年のご挨拶

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年1月1日更新

新年のごあいさつ

 町長写真

 

 令和7年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。 

 皆さまにおかれましては、輝かしい新年を迎えられたことと心からお慶び申しあげます。

 大島町では、脱炭素化社会に向けた動きとして「ソーラーシェアリング実証事業」を開始し、国立電気通信大学と大島町が共同提案して「円筒型太陽光電池を活用した島しょ地域におけるソーラーシェアリング実証事業」が採択されました。今後、未利用となっている町有地に、次世代ソーラーセル等を使用した円筒型太陽光発電を整備し、その下で明日葉を栽培し、発電量や塩害、農作物の成長等の研究を行い、離島向けソーラーシェアリングのモデル確立を目指すものです。また、浮体式洋上風力発電での脱炭素化へ向け、引き続き取り組んでまいります。

 今年は、一大イベントである「伊豆大島椿まつり」が70回の節目を迎えます。「椿とめぐる風土」をテーマに掲げ、人々の暮らしに欠かせない「椿」の物語を感じ楽しんでいただきたいと思います。期間中には長期のイベントも行われ、続く「オオシマザクラ」の見頃には、新たに「大島桜ウィーク」を設けています。3月には、国際ツバキ大会が東京で開催され、大島ではコングレスツアーを受け入れます。また、11月には、日本で初めてとなる「第25回夏季デフリンピック競技大会」が東京で開催され、大島町ではオリエンテーリング競技が開催されます。外国の方々が多く来島され、島の魅力を発信できる大きな機会ですので、成功に向け準備を進めています。一方、施設整備では「離島留学生用の寮」と「お試し移住住宅」が今年完成します。これからの大島町の人口増や活性化に向けて、見学や募集が開始されます。また、伊豆大島火山博物館ですが、リニューアル工事も進み、春にはプレオープンを予定しており、伊豆大島の拠点として新たなステージに進んでいきます。火山だけではなく、大島の歴史、雄大な自然、人々の暮らしについて学ぶことはもちろんのこと、無料交流スペースも併設されているので、観光客だけではなく町民の皆さまにもご利用いただきたいと思います。

 私のまちづくりの基本的コンセプトである「きぼうのしま」「にぎわうしま」「やさしいしま」を礎に、町民の皆さまとの協働により、都心に近く豊かな自然を擁する大島町の魅力を生かした、豊かな住みよいまちを実現していきたいと存じます。これからも、大島町の未来が明るく照らされるよう努力を続け「愛される郷土大島」であるよう、まちづくりを進めてまいりますので、皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。

 終わりに、新しい年が活力に溢れ、皆さまにとって希望に満ちた幸多い年でありますよう祈念しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

東京都大島町長 坂上 長一