トッピック 観光名所

島の南部地区の観光名所
  2012年5月に日向誠氏のご遺族から日向氏が
収集された貝標本が寄贈されました。長年、トーレ
ス海峡(オーストラリアとパプアニューギニアの間)
やツアモツ諸島(フランス領ポリネシア)で真珠会社
に勤務されてきた方です。
 14ヶ月もかかりやっと整理がつき、日向コレクシ
ョンとなりました。同種でも各地の標本がありますの
で、これらの海域の貝類に興味のある方に見て欲
しいです。展示はしてありませんがまとめてロッカー
へ収納してあり、リストと照らし合わせて見ることが
出来ます。2015.2.24 現在2031種、3276点。
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   シンセイダカラ 腹面
 
        シンセイダカラ 
分布 フィリピン〜マレーシア
● オタイネ

 オタイネともオタイの浦とも呼ばれ、このあたり一帯を呼ぶ。徳川時代(文禄元年)秀吉の朝鮮侵攻の折、「ジュリアおたあ」は第一隊長、小西行長により救われて九州に連れてこられ、キリシタン信者の行長夫妻に育てられ長じてジュリアの洗礼名を受ける。関が原の戦いで東軍に破れた行長は刑死、ジュリアは家康の侍女として仕えるが1612年4月20日家康のキリシタン禁教令によりジュリアは改宗を求められるが、その迫害にも負けず棄教しなかったのでその見せしめとして大島へ流される。その後は新島へと移され、更に当時は絶海の孤島といわれた神津島に流されてそこで生涯を終わる。いまでも神津島では「ジュリアおたあ」をしのんでジュリア祭が行われている。
ジュリアおたあの十字架と筆島
● 文学の散歩道トレッキングコース

         与謝野晶子の碑
 波浮の港には明治初期から昭和にかけて、さまざ
まな文人墨客が保養や観光で、あるいは作品を執
筆するために訪れています。これら文人の作品を
刻んだ碑を建て「文学の散歩道」としてトレッキング
コースを作りました。冬の日差しをあびて椿のトンネ
ルをくぐりぬけ、碑に刻んである歌を詠みながら散
策するのもいかがでしょうか。下記に示す文人墨客
の碑やその他の碑が33あります。探してみてくださ
い。文学の散歩道に登場する文人は、
@与謝野鉄幹(歌人)・A野口雨情(詩人)・B林芙
美子(小説家)・C藤森成吉(小説家)・幸田露伴(小
説家)・D巌谷小波(童話作家)・E宮川哲夫(作詞
家)・F佐藤惣之助(詩人)・G萩原井泉水(歌人)・
H大町桂月(文学者)・I土田耕平(歌人・童話作
家)・J木俣修(歌人)・K窪田章一郎(歌人)・L清
崎賭敏郎(俳人)・M与謝野晶子(歌人)・N芦野清・
O井上円了(哲学者)・P星野哲郎(作詞家)

 波浮港見晴台
 波浮港西岸の高台にある見晴台は、この地を有名にした野口雨情の「波浮の港」の詩さながらの風光明媚な波浮港が見渡せます。都はるみが歌ったヒット曲「アンコ椿は恋の花」の歌碑も建っています・また波浮の港を開削した秋広兵六の像も建っています。

           波浮の港







    波浮の港を開削した秋広平六の像→
 波浮の港
磯の鵜の鳥りや   日暮れにや帰る
  波浮の港にや    夕焼け小やけ
明日の日和は    やれほんにさ
  なぎるやら
  野口雨情作詩、中山晋平作曲のこの歌で伊豆の大島の波浮の港は大きく全国に知られるようになりました。明治から大正、昭和の初期にかけて波浮の港は隆盛を極めました。大島沖の好漁場「大室出し」をを中心に、千葉や静岡をはじめ、遠くは岡山県の下津井港や宮城県の塩釜港など全国から多くの漁船が集まってきて波浮の港を埋め尽くすほどでした。波浮の港に停泊する漁船の乗組員や観光客相手に旅館や飲み屋、遊郭などで波浮の港は栄えた時代でした。現在でも大島一の水揚げを誇りサザエやトコブシ・アワビ、いせえび、きんめだい、や、また、定置網も行われており、月に1回日曜日に朝市が開かれて、これらの水揚げされたばかりの魚介類が手に入ります。夏にはヨットレースが開かれ、ヨットやレジャーボートが集まり賑わいを見せます。
クロアワビ
サザエ
イセエビ
トコブシ
キンメダイ
クボガイ(大島の方言:メッカリ)
 水産試験場 (東京都島しょ農林水産総合センター                大島事業所)
 踊り子の里資料館(港屋旅館)

 川端康成の小説「伊豆の踊り子」に登場する踊り子「薫」とその一座は波浮の港に住んでいました。そのころ波浮港は全国から漁船が集まりにぎわっていました。そこの芝居小屋で踊りを披露するとともに、一座を組んで伊豆のほうまで旅をしたのです。旅芸人の一座が実際に芸を披露したという旧港屋旅館を資料館に改装。館内の各部屋に人形を配して、当時の様子を再現しています。また、川端康成の小説「伊豆の踊り子」は過去6回映画化されています。その主演俳優の写真が展示されています・


 旧甚の丸邸

 波浮港を囲む丘の上に建つ明治時代に建造された網元の屋敷跡で、当時の波浮港の繁栄をしのばせます。当時はここで「踊り子」を招いて宴席がひらかれたこともあったそうです。
  波浮の町並み
● 波布比命神社
 鉄砲場

 波浮の港の高台にあるこの鉄砲場遺跡は、江戸時代後期に異国からの黒船の防備に備えて、大
砲二基、鉄砲五挺、槍十筋、投石用の小石、投げ落とすための大石(30キロ)などを大量に配置し
ていました。また、鉄砲場周辺には大東亜戦争時の陸軍防空壕や当時使われていた釜戸や貯水槽
のあとなども残されてい。ここは島の南端に位置し、竜王崎灯台が近くにあり、島では唯一同じ場所
で朝日と夕日が見える場所である。
 地層大断面
● 砂の浜
 大島で唯一人工の構造物のない自然の残った砂浜です。全長2kmほどの砂浜でサーフィンやカイトサーフもできます。また、トーシキ海岸はダイビングのポイントです。

砂の浜海水浴場で豪快にカイトサーフ
トーシキ海岸でダイビング




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