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(トウガタカワニナ科) |
1.ハハジマカワニナ Stenomelania hahajimana (PILSBRY & HIRASE)
日本貝類学雑誌ヴィナス第1巻5号(昭和4年11月20日発行)の「日本産カワニナについて」
(黒田徳米)の検索表および図を示しました。写真は河辺訓受氏(2006)が小笠原母島乳房ダ
ム付近で採集したものです。大きさは平均殻高21.3mm(範囲16.8〜25.7mm、測定11個体)です
が、約24.5mmと約18.5mmの2グループに分かれていました。次種に比べ細身で尖った感じを
受けますが、各部位の比較計測では違いを明らかにすることは出来ませんでした。
ハハジマカワニナ
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オガサワラカワニナ
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A 赤褐色の点や火炎彩を有する |
A 赤褐色の点や火炎彩を有しない |
B 殻狭長、螺塔は延長する |
B 殻は塔状或いは卵形、螺塔は通例
延長しない
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C 殻表の彫刻は布目状でなく、主に螺
状溝より成る
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C 螺層は概してまっすぐ、螺状肋は
肋間より広く、その頂は平たい
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D 螺状彫刻は微細で老層においては
ほとんど消失する
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D 縫合は多少平たい、細密な螺状溝
があり、軸唇は著しく湾入する
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E 大きさは30mm |
E 小形、時として30mmになる |
F 殻皮は赤褐色 |
F 殻皮は赤褐色から黒色 |
G 母島に生息 |
G 父島に生息 |
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1.オガサワラカワニナ Semisulcospira boninensis (LEA)
小笠原では、どうしても海の貝に注意がいってしまうため、カワニナを採集した機会は少ない
のですが、昭和60年11月、貝友の草苅正・成毛光之両氏が来島したおり、時雨ダム付近の小
川で多数のオガサワラカワニナを採集しました。この時はたくさん採集し、後日、同好の士にお
配りしました。父島の河川、河口から上流までの普通種。兄島にも生息しています。
図は前種で紹介したヴィナス第1巻5号に掲載されているオガサワラカワニナの図です。写真
は、@父島清瀬ダム付近、大きさは平均殻高18.2mm(範囲13.5〜23.7cm 測定20
個体)A父島扇浦新吹上橋下、河辺訓受氏(2006)採集、大きさは殻高2.1、1.5cm(測定2個
体)。B父島初寝浦河口付近、河辺訓受氏(2006)採集、大きさは平均殻高11.1mm(範囲10.2
〜13.5mm 測定9個体、他に1個体殻高5.5mm) C兄島滝之浦河口付近、1993年採集、大きさ
は平均殻高8.0mm(範囲6.1〜8.8mm 測定6個体)。 |
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@父島清瀬ダム付近産
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A浦新吹上橋下
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C兄島滝之浦河口付近
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B父島初寝浦河口付近
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採集場所別に見てみると。@清瀬ダム付近A扇浦吹上橋下は大型で、B父島初寝浦河口付
近はC兄島滝之浦河口付近は小型です。Bは成長線が隆起して体表が畝状、Cは紡錘型を
している等々、若干の違いを感じますがオガサワラカワニナとして扱いました。カワニナ類は、
生息環境、例えば流れの穏やかな場所に生息するものは同じ種類でも細長く、流れが速い場
所では「づんぐりもつくり型」になる等、同じ種類でも形状が異なり分類を難しくしております。
カワニナの生活史は雌雄異体の卵胎生で、親の形に近い姿で生まれてきます。その時の大き
さは、殻高約2.4mm、殻径約1.5mmで、このような子孫の残し方は、卵に比べ拡散する範囲が
限られることとなるため、特に、小笠原諸島のように河川が多く、しかも海で隔絶している環境
では、他河川への移動は難しく、それぞれ孤立した環境で棲息していると言えます。その為、さ
らに精査する必要がある種類です。
読売新聞(2007年11月2日)、朝日新聞(2008年11月17日)等で広く報じられているのが、ヌノメ
カワニナ Melanoides tuberculata MULLER の進入と分布の広がりです。ヌノメカワニナ(殻
高約1.5cm)は熱帯から亜熱帯にかけて分布している貝で、国内では奄美大島が北限とされて
いました。佐竹潔(国立環境研究所)等の調査では、2005年6月に父島八ツ瀬川で初めて発
見、その後分布を拡大し人里に近い下流域に広く生息しています。ヌノメカワニナは、移入先で
は単為生殖をおこない、繁殖力がとても強いので、オガサワラカワニナを駆逐する恐れがあり
ます。小笠原にどのように移入したかは分かりませんが、植物の泥や水草に付着して運ばれた
と考えられます。
また、国内では愛知県や滋賀県で温排水の影響のある河川で生息が確認されております。 |
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八ツ瀬川河口付近
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(ゴマフニナ科) |
1.ゴマフニナ Planaxis sulcatus (BORN)
殻高2.5cm、殻表には著しい螺肋があり
黒と白のだんだら模様があります。八丈島に
て採集、少産。分布:房総半島以南。八丈島
にて採集(写真) |
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2.マキゾメニナ
Planaxis suturalis
SMITH
別名マキミゾニナ。
殻高8mm、白色で堅
固、螺肋間の溝は
深い、小笠原母島桐
浜(福田宏 1993)、
著者は奄美大島土
浜にて採集。分布:
奄美大島以南.桐浜
(福田宏 1993 写真
右)
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3.ケハダヨコスジニナ Angiola periscelida DALL
殻高6mm、ヨコスジタマキビモドキに似ていますが、小型で細長い、殻色は淡褐色で周縁と殻底にのみ褐色帯があります。八丈島にて採集。分布:相模湾以南
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4.ヨコスジタマキビモドキAngiola labiosa (A.ADAMS)
殻高8mm、八丈島・小笠原・北硫黄島〜南硫黄島に群生。羽根田弥太(1954)八丈島末吉洞輪沢(ほらわざわ)での夜間採集時に発光することを観察。解剖の結果、外套膜上に発光細胞の組織があり、刺激を与えると発光することを確認。前種(ケハダヨコスジニナ)も同様発光します。但し、両種とも自然状態では、ほとんど発光せず、殻を割るとか軟体部を針で刺激する等で発光します。分布:伊豆半島以南
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5.クロタマキビガイモドキ Supplanaxis niger (QUOY & GAIMARD)
殻高2cm以下、殻は暗褐色、殻口内は茶褐色、特に南硫黄島の海
岸転石上には群生。八丈島・小笠原・北硫黄島〜南硫黄島にて採
集。分布:紀伊半島以南.写真は南硫黄島産

北側から見た南硫黄島
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(トリデニナ科) |
1.トリデニナ Fossarus trochleris (A.ADAMS)
殻高5mm、体層に4本の強い螺肋があり、殻口の外側で突起状に突き出ます。殻色は白色が濃い褐色。奥谷喬司(1986)によれば、ムラサキインコの足糸間に生息とありますが、当地では確認できませんでした。三宅島(手塚芳治 1996)、八丈島、小笠原にて少産。分布:相模湾以南。
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小笠原(福田宏)
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三宅島(手塚芳治)
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2.マルトリデニナ Fossarus japonicus (A.ADAMS)
殻高3mm、体層はふくらみが強く、多数の螺肋があります。殻色は
白色。小笠原父島二業地(福田宏 1993)。著者は奄美大島土浜で採
集。分布:紀伊半島以南
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(カタベガイダマシ科) |
1.カタベガイダマシ Modulus tectum (GMELIN)
螺塔は低く、縫合はくぼみ肩部にかけて太く不規則な斜めにはしる肋があります。八丈島船戸鼻打上、大潟浦ヤドカリ入り(殻高2.5cm)、横間揚げ砂(殻高1.7cm)等で採集しましたが、生貝の採集体験はありません。分布:紀伊半島以南。写真は八丈島産 |
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(オニノツノガイ科) |
1.メオニノツノガイ Cerithium echinatum (LAMARCK)
殻高約4cm、八丈島にてヤドカリ入りは多産。生貝は大潟浦にて採集(殻高 3.7cm)。三宅島(手塚芳治 1996)、小笠原(倉田洋二 1969)、母島(福田宏 1994)。分布:種子島以南。写真は八丈島産
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2.コオニノツノガイCerithium columna (SOWERBY)
殻高約4cm、八丈島・小笠原・北硫黄島〜南硫黄島にて多産。分布:紀伊半島以南
写真は八丈島産 |
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3.オニノツノガイCerithium nodolosum (BRUGUIERE)
殻は約11cmと大きく重厚堅固、殻表には螺状脈をめぐらし体層で
疣状の大結節を備えています。殻色は白地に黒褐色の点斑と線状
帯、または雲状斑があります。殻口軸唇端は突起し後溝入口にも強
い皺があります。1982年八丈島にて奥山松王氏採集、唯一の記録
(葛西重雄 1982)。
オノノツノガイのついては不思議な採集体験があります。2000年6
月、奄美大島で開催された九州貝類談話会総会の中で「あやまる
岬」サンゴ礁の採集会が行われました。私の場合サンゴ礁での採集
は、まず最先端リーフの縁を見て歩き、潮が上げてくる頃には、戻り
コースに移るのですが、一抱えほどのハナヤサイサンゴに、殻口を上
に丁度差込んだような2個体(生貝)を見つけました。コレクターとして
は採集したい貝であり、参加したどなたも、そんな悪戯はしていない
様子、今も標本ケースに収まっていますが、地元の貝友の善意の悪
戯と思っています。分布:種子島以南.写真は奄美大島産
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4.キイロカニモリCerithium citrinum (SOWERBY)
殻高3cm、殻色は淡黄色、水管は長く左側に曲がります。1965年頃、八丈島テンクサ干し場で多産、最大殻高4.3cm。小笠原・硫黄島でも採集。三宅島(手塚芳治 1996)。分布;房総半島以南
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5.コベルトカニモリ Cerithium kobelti DUNKER
別名コオロギ。殻高2.5cm、殻は塔型で、殻表には不規則で太い縦肋と螺肋で隆起します。
縫合の間は顆粒状になった2本の弱い螺肋があります。三宅島(手塚芳治 1996)、八丈島少産。分布:房総半島以南
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6.ヒメコオロギ
Cerithium
subsgalatum
(PILSBRY)
殻高9mm、水管は
短く殻底と水管の間
は開く、殻表は多数
の顆粒状の螺肋が
あります。本種は3
つのタイプがあると
されていますが、別
種のように見えま
す。小笠原父島ヤド
カリ入り群生。福田
宏(1993)は前種と
同じとしています。分
布:中部太平洋。写
真は小笠原産
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7.コンシボリツノブエConocerithium atromarginatum DAUTZENBERG & BOUGE)
殻高1.5cm、づんぐり型、殻色は黄褐色で縫合の下に褐色の斑点があり、殻口付近に紺色の模様があります。三宅島(手塚芳治 1996)、八丈島、小笠原、北硫黄島にて採集。分布:紀伊半島以南
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8.ホソシボリツノブエ Conocerithium egenum (GOULD)
殻高1cm、コンシボリツノブエに似ていますが、細長く、体層底部に黒色斑列があります。小笠原父島にて採集。分布:紀伊半島以南
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9.ハシナガツノブエ Ischnocerithium rostratum (SOWERBY)
殻高1.5cm、殻は細く、水管は長い、水管先端は暗紫色、小笠原父島二業地(福田宏 1993)。分布;房総半島以南
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10.クリムシカニモリ Semivertagus nesioticus PILSBRY & VANNATTA
殻高1.5cm、殻口は小さく水管は短い、殻表は平滑、殻色は黄白色。伊豆諸島、小笠原にて採集。写真は三宅島(手塚芳治)分布:紀伊半島以南
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11.メオトスジカニモリSemivertagus interstriatus (SOWERBY)
殻高1.5cm、小形で細長い、殻色は白色で褐色小斑があります。八丈島打上、小笠原父島・硫黄島・南硫黄島にて生貝採集。特に硫黄島水深10mで、ひとつの転石に約30個体群生するのを観察。分布:紀伊半島以南
写真は硫黄島産 |
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12.ゴマフカニモリSemivertagus alveolus (HOMBRON & JACQUINOT)
殻色は白色に黒色の点が胡麻のようにあります。八丈島海岸の石灰藻内にて生貝を採集(殻高1.8cm)、小笠原父島ヤドカリ入り(殻高1.2cm)。著者は2000年に沖縄県宮古島沖に春先に干上がる広大なサンゴ礁八重干潟に、相模貝類同好会に同行し訪れましたが、この地のゴマフカニモリは胡麻斑紋が鮮明で美しく、ついつい採集に熱が入ってしまいました。紀伊半島以南 |
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13.ハナカニモリ Semivertagus zebrus (KIENER)
殻高7mm、殻は細長く、殻表は細かい顆粒があります、殻色はばら
色から褐色で変化があります。八丈島(葛西重雄、1968)、小笠原兄
島滝之浦(黒住耐二 1993)。分布:紀伊半島以南
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14.クリフカニモリ Cerithium stigmosum GOULD
殻高5mm、ハナカニモリに似ていますが、縦肋が無い、螺肋が太い、黒褐色斑点列がある等により分けられます。小笠原父島ヤドカリ入り群生。分布:奄美大島以南
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15.ノミカニモリ Bittium glareosum (GOULD)
殻高5mm、殻色は暗褐色から白色、褐色の斑点や色帯を持つ個体
もあります。小笠原父島。 分布:房総半島以南 |
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16.チグサカニモリ Plesiotrochus acutangulus (YOKOYAMA)
殻高8mm、殻は円錐形、螺層の周縁が強く角張り、縫合との間はくびれています。殻表には太い螺肋があります。小笠原父島、ヤドカリ入り蝟集。分布:房総半島以南
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17.オオシマチグサカニモリ Plesiotrochus parcus (GOULD)
殻高7mm、螺層は周縁が角立ち、縦肋はとがった瘤状になります。
小笠原父島打上。三宅島(写真 手塚芳治) 分布:房総半島以南 |
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18.ヒメチグサカニモリ Plesiotrochus exilis (PEASE)
殻高5mm、小笠原父島、ヤドカリ入り蝟集。分布:紀伊半島 |
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19.カヤノミカニモリ Clypeomorus humilis (DUNKER)
殻高2cm、貝殻は太く短い紡錘型、殻表は疣状になります。小笠原父島打上。 分布:房総半島以南.写真は三浦半島芝崎産 |
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20.ヨロイツノブエClypeomorus armatus (PHILIPPI)
殻高3.5cm、各層に疣状の突起があります、縫合下が最も強く白色。三宅島(手塚芳治 1996) 分布:駿河湾以南
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21.アラレカニモリClypeomorus petrosus (WOOD)
小笠原(福田宏 1993、大里卓司 1996) 分布:駿河湾以南
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22.クワノミカニモリClypeomorus chemniziana (PILSBRY)
殻高2cm、螺肋の上に黒褐色の点が連なる。小笠原(福田宏 1993) 分布:紀伊半島以南
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23.チュウクワノミカニモリClypeomorus trailli (SOWERBY)
殻高3.5cm、クワノミカニモリより螺塔は細くとがります。各層に微細な顆粒のある3本の螺肋があります、顆粒は点状。小笠原父島奥村(福田宏 1993) 分布:奄美諸島以南
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24.ヒメクワノミカニモリ Clypeomorus trailli kikaiensis (PILSBRY)
殻高1.5cm、チュウクワノミカニモリに類似、半螺層ごとに太く低い縦脹肋があります。小笠原父島打上 分布:奄美諸島以南
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25.エビガイ Colina macrostoma (HINDS)
殻高1.8cm、殻は細長い、殻口は広い半円型。伊豆諸島、小笠原に多産しますが、小笠原産は小型。分布:房総半島以南.写真は八丈島産
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26.ヨコカワカニモリ Rhinoclavis (Rhinoclavis) aspera (LINNAEUS)
殻高5cm、殻表には粗い格子状に肋が刻まれています。白色の地に茶褐色の筋があります。小笠原(福田宏 1993)、南鳥島(波江元志 1905)。分布:四国以南.写真は西表島産
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27.ナガタケノコカ
ニモリ Rhinoclavis
(Rhinoclavis)
fasciata
(BRUGUIERE)
殻高6.5cm、小笠
原水深10m付近の
砂底に多産。殻の外
観は3タイプありま
す。@全体が白色、
A体層に4〜5本の
細線がある、B体節
に黒色斑点がある。
Aが多くBは少な
い。分布:紀伊半島
以南.写真は小笠原
産 |
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28.タケノコカニモリRhinoclavis (Rhinoclavis) vertagus (LINNAEUS)
殻高5cm、八丈島横間揚げ砂。分布:紀伊半島以南.写真は西表島産
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29.カザリカニモリRhinoclavis (Rhinoclavis) articulate (A.ADAMS & REEVE)
三宅島水深10m死殻(手塚芳治 1996)、小笠原父島二見湾死殻26個体(福田宏1993)。分布:紀伊半島以南.写真はフイリッピン産
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30.トウガタカニモリRhinoclavis (Rhinoclavis) sinensis (GMELIN)
伊豆諸島、小笠原、北硫黄島にて多産。特に八丈島産は大型重厚。ヒメトウガタカニモリR. (R.) cedonilli と報告されているものも本種。分布:房総半島以南.写真は八丈島産
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31.カニモリガイ Rhinoclavis (Proclava) kochi (PHILIPPI)
殻高4cm、殻は細長い紡錘型、殻表には3本螺肋があり、縦肋と交わり顆粒状となります。本種は1960年頃、神奈川県鎌倉市由比ガ浜で多数ヤドカリ入りが採集できたことから、本州周辺の貝と理解していましたが、分布域の広さに驚かされました。伊豆諸島、小笠原。分布:房総半島以南.写真は神奈川県鎌倉産
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32.ヒメカニモリ Rhinoclavis (Proclava) sordidula (GOULD)
八丈島(葛西重雄 1968)。分布:相模湾以南
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33.ヘビカワカニモリRhinoclavis (Proclava) ophioderma HABE
殻高4cm、殻は細く螺肋上に黄褐色の小斑があります。銭洲水深125-145m(奥谷喬司 1972)、黒瀬水深160-190m(奥谷喬司 1975)、小笠原サンゴ漁場水深約200m(山下小次郎 1994)。分布:伊豆諸島沖以南
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34.クリンニナ Royella sinon (BAYLE)
殻高3cm、殻は白色、2本の太い螺肋が縦肋で切られて顆粒列となり、肋間は方形の孔子目状となります。伊豆諸島、小笠原共に打上採集。分布:紀伊半島以南
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